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めのん!、体にやさしいパンク、schaleなどのブログ

ひながたについて

「サマーホープ」の稽古が始まった頃。だけどまだ一行も書けてない頃。

安川に読んどいてと言った川上弘美の「物語が、始まる」を彼女はえらく気に入って、次の稽古日にあれめっちゃ泣いたんだけどと教えてくれた。
読んどいてと言ったものの僕が「物語が、始まる」を読んだのはけっこう前だったので、そんな泣けるんだっけと読み返した。ああ、なるほどな、たしかに泣けるなと思ったけど、同時に、安川は感性が豊かなんだなと、涙を流してはいない事を納得させたりもした。
 
さっき久しぶりに「物語が、始まる」を読んでいて、安川がいちばん泣いたという箇所にたどり着いた。
たどり着いて、その箇所、その一文で、それまでボーッと読んでたくせに、泣きそうになった。別になんかあったわけじゃないんだけどさ。
 
 
たぶん、あれが私たちのもっとも幸せな時間だったのかもしれない、と思う場面がある。

 

解説で穂村弘さんもこの箇所を挙げて「胸が締め付けられる」としていたが、僕もそう思うし、安川もそうでした。

 

その辺りの構成は、サマーホープでパクってます。